オフィス・SOHOの物件探し時に気を付けるワークスペースでの消費電力
オフィス・SOHOの物件探し時に気を付けるワークスペースでの消費電力
住居探しのときよりも気を遣うのがオフィスやSOHO(住居兼事務所)のワークスペースの消費電力。
なぜかと言えば、作業中にブレーカーが落ちてしまったりすればこれまでの仕事が台無し、、大変なことになりますよネ。
こんなことが起こらないようにするにはどうすれば良いのか?
ということで今回は物件探しの際に気を付けるワークスペースでの消費電力のお話しです。
押さえておく用語と内容
まずは押さえておきたい用語と内容の説明です。以下の3つを覚えておきましょう。
ボルト<電圧>
電気を押し出す力をあらわします。 日本の場合、家庭用の電圧は通常100Vとなっています。
アンペア<電流>
電気の流れる量をあらわします。
(例)ざっくりになりますが、消費電力が1,000Wのエアコンを使用する場合は前述通り電圧は100Vですので、電流は1,000(W)÷100(V)=10(A)となります。
ワット<電力>
実際に消費される電気エネルギーのこと。
電灯が光を出したり、モーターが力を出すときに使われます。
電気エネルギーの大きさを示し、この値が大きいほど電力を多く消費します。
電力(W)=電圧(V)×電流(A)×力率
他、電気料金の計算の際に使われるワットアワー<電力量>も有りますが、ここでは上記3つを押さえておきましょう。
この用語と内容がわかれば、物件探し・お部屋探しの際に重宝します。
物件探し時に気を付けるポイント
では、物件探しの際に気を付ける点はどこでしょうか?
それは下の写真のブレーカーです。
ブレーカーを見るとアンペア<電流>数が記載されています。
契約内容により変わりますが、SOHO物件の場合、家庭用になりますのでだいたい30~60Aになります。
私のオフィスも家庭用をリノベーションしてワークスペースにしましたのでこちらに該当します。
(ちなみに最小の30Aです。)
作業中に「ブレーカーが落ちて電気が切れてしまう」現象が起こらないようにこの「アンペア」内に消費電力を抑えられれば良いのです。
ワークスペースで消費する各設備の消費電力が以下のようになります。
もちろんこれに照明が加わりますので(照明は1LDKのお部屋でだいたい300Wくらい)
さきほどの公式(1,000(W)÷100(V)=10(A))に当てはめてみれば、
エアコン 1300W ÷100(V)=13(A)
デスクトップパソコン 150W ÷100(V)=1.5(A)
レーザープリンター複合機1300W ÷100(V)=13(A)
パソコンを4名同時に使っていたとしたら照明をプラスして合計で35Aということになります。
これはレーザープリンターを使用している最大時ですので、4-5名であれば40Aの契約で何とか持つ形ということなります。
あとは並行して使う設備があればご注意ということになります。
(電子レンジやドライヤーは1000Wと結構使いますので、もしも一緒に使うときはご注意を!)
そしてブレーカーに記載のこのアンペア数は契約によって上げる事も可能なのでもしも足りない場合には変更できるか確認してみましょう。(建物によってできないところもありますので、可否を不動産会社に確認してください。)
物件探しの時は必ずブレーカーを確認するようにしてください!