不動産屋はしつこい? 不動産屋さんとのかかわり方について
不動産屋はしつこい?
物件を探すときには直接、大家さんと交渉ができない限りはほぼ不動産屋、不動産会社を頼ることになると思います。
皆さんは不動産屋さんにどのようなイメージを持っているでしょうか?
不動産屋さんには実はいろいろと業態が分かれておりましてひとくくりにはできません。
賃貸・売買、マンションに戸建て、事務所や投資用物件、駐車場など不動産にはいろいろな種類がありまして、不動産屋さんにもそれを専門に取り扱う色々な種類の会社や人がいます。
私は妻の実家がいわゆる大家さん業もしていますし、実際にいまの仕事はいわゆる不動産仲介業が中心的になっておりますので、以前はまったく別の仕事でしたが世間一般の持つイメージはだいたいわかります。
「あまりよろしくはない・・(苦笑)」
一言でいえばこうだと思います。
なぜでしょうか?
おそらくバブルの頃などの地上げや土地転がしのような怖くてお金のことばかり考えている人たちなのでは?
といった昔からのイメージもあるかもしれませんが、私がよく耳にするのは、
「しつこい電話がしょっちゅう来て困る」
ということです。
これは正直なところ不動産の一部の業種ではままあります。
しつこい勧誘の電話ほど面倒くさいものはありません。
会社をやっていますと特にそうなのですが、私のオフィスにも朝から晩までセールスの電話が掛かってきます。
インターネットの回線関係とコピー機のリース会社さん、ネット広告会社さん。そして一番多いのが不動産会社さんです。
これは土地の仕入れやマンションの情報を尋ねてくるという同業者だからとの認識で不動産ネットワークのリストを元に掛けてこられますのでいた仕方がない面もあるのですが、忙しい時の電話ほどわずらわしいものはありません(苦笑)
土地の仕入れなどは専業ではないのでお断りをしても繰り返し電話をしてくる方もいらっしゃいます。
他セールスの電話はいわずもがなです。
私は以前からセールスの電話をとるのが億劫で、もしかすると本当に良い話であったとしても電話セールスからは絶対に取引きしません。
欲しいと思ったものは常に情報を収集して自分からアプローチしてGETするようにしていますし、それでほとんどが上手く行っておりというか満足できているのです。
ですので皆さんが思っている
「しつこい電話がしょっちゅう来て困る」
というのは心から良くわかります。
ですので極力お電話での確認はしないようにしています。
ご内見後の「どうでしたか?! 申込しませんか?!」などもしておりません。
中にはご契約に向けたお手続きをしていたのにもかかわらず途中からパッタリご連絡をいただけない方もごくまれにいらっしゃいましてその際はお電話してみたくなる衝動にも駆られますが(笑)
そんなとき以外は気楽に見てご検討がいただけるように配慮させていただいているつもりです。
実は内見後のしつこい電話や勧誘というのは、「追客」といって、これをおろそかにしていては売り上げは上がらない、という営業の人に対する会社の方針があるからです。
少なからず電話営業をしている会社は不動産に限らず売り上げが立っていることは「あきらめない営業」があっての事、そしてこれまでもそれが実績として立証されているからなのです。
実際、インターネット企業などもその業態に関わらず売り上げているのは電話営業をしている会社です。
私のところにも初めてのメールでご内覧の希望をいただく際に、「メールで返信希望」といただくケースも多いので、おそらくネット検索したにも関わらず電話で返され嫌な思いをした方も結構な数でいらっしゃるのでしょうね。
結論から申しますと、はっきりと伝えることにつきると思います。
私もお客様側からの立場で見れば、内見した物件は数多い候補の一つで興味本位で見てみたいだけというケースもあると思います。
実はそういった考えから回答がそのままになっている事から確認連絡のためのお電話という事が結構多いのです。
ただ、何もアンサー無しでは先方も困ると思います。
これは皆様もお勤め先でのお取引先があるように、不動産屋さんの賃貸営業、売買営業の人にとってもお取引先候補の一つになることは間違いありません。
物件の内見をされたら、口頭でもメールでも結構だと思いますので、
「今回はやめておきます。ありがとうございました!」
これで普通でしたらしつこい電話はないはずです。
「それでは、この物件ではどうでしょうか?」
まぁ、これもあるでしょうが、その場合にもはっきりお断りすればよいと思います。
ですので不動産屋さんはしつこいかということについては、しつこい人もいますので、その場合は以上の対応の仕方で応対してくださいとお答えさせていただきます(笑)。