坪、㎡、帖 お部屋の広さの単位とサイズについて
坪、㎡、帖 お部屋の広さの単位とサイズについて
物件のご案内をしていると
「この部屋はだいたい何帖くらいあるんですか?」
とご質問をいただくことがあります。
日本家屋とは相いれないようなデザイナーズ住宅であっても、やはり畳を基準に考える癖が入っているものなのかと日本人としてのDNAを微笑ましく思う瞬間でもあります(笑)。
ちなみに表記の帖数をお伝えすると思っていたよりも少ないと感じられるようです。
おおよその物件では、間取りなどの他に総面積である「㎡」数と事務所物件で良く記載のある「坪」数、そして各部屋の畳の「帖」数が広さの尺度として取り上げられています。
そこで今回は、この坪、㎡、帖について考えてみたいと思います。
坪、㎡、帖それぞれの換算値
まずは坪、㎡、帖とそれぞれの相関関係について。
坪、㎡、帖それぞれの換算値は以下のようになります。
1坪 = 約 3.30578 ㎡
1㎡ = 約 0.3025 坪
1帖 = 1.548 ㎡ ( 江戸間 )
事務所を探すときは、30坪・50坪・100坪などが良く目安とされお問い合わせをいただきますが、㎡でいうところのザックリ100㎡・150㎡・300㎡ほどといったイメージを以てのものになります。
住居では、一人暮らしの場合がだいたい18㎡~35㎡くらいまでが多く、間取りではワンルームから1K、1DK相当になります。夫婦やカップルのお二人では35㎡~60㎡ほどの1LDKが多いでしょうか。
ファミリーになりますと、55㎡以上で1LDK以上になります。
帖数と㎡数について
そして畳の単位である帖ですが、前述では江戸間と記載していますが、地域によって京間であったり中京間であったりと名前もサイズも変わってくるのです。
ちなみに最も広い京間は㎡にしますと約1.82㎡ですし、最も狭い団地間は同じく約1.45㎡になってきます。
という事は京間の面積を1とすると、マンションで使われる団地間は0.8という事になり、畳のサイズとして約2割も小さくなってしまいます。
皆さんが内見をする際に、8帖ほどかなと思って聞いてみると10帖あります、という答えが不動産屋から帰ってくるのには実はこういった畳の種類の認識の差からくるものなのですね。
ですので、おおよそマンションなどを内見する際には、団地間で計算するんだな、と思ってみてください。
まとめ
いかがでしたか?
私もそうなのですが、一般的には不動産の広さとしては㎡を基準に考えています。
ですので、皆さんもお部屋の広さをイメージする際には㎡を常に意識して考えてみると良いかと思います。
皆さんの物件探しに少しでもお役に立てましたら幸いです。