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ペット可とペット相談可の違い-賃貸物件探しの手引き

ペット可とペット相談可の違い-賃貸物件探しの手引き


ペットを飼っている人、飼いたいと思っている人の共通の悩みは一緒に住める場所ですよね。


分譲マンションでさえ管理規約でNGとなっているところが多くあるのに、賃貸物件については戸建て、マンション問わずペットの飼育に制限がかけられているのが実情です。


ただし、最近ではペットブームやライフスタイルの多様化の流れからペットが飼える賃貸物件も増えてきており、新築を建てる際にも物件オーナーさんやデベロッパーさんから弊社にレクチャーを求められることも出てきています。


そして、実際に物件を探す際にネット検索等においてペットが飼育できる事の表記がされていますが、あまり詳しい内容が記載されていないと感じられるかもしれません。


そこで今回は、ペットの飼育についての表記方法についてお話ししてみたいと思います。


ペット可とペット相談可の違い


ペットが飼える物件を探す際に、必ずこの「ペット可」「ペット相談可」というワードが出てくると思います。

そして、特に「相談可」というのは何なんだろうというご質問を良くいただきます。


まず、「ペット可」についてお話しいたしましょう。


可というのは文字通り可能という事なのですが、何でもかんでもが可能という訳ではありません。

特にペットの大きさや種類、そして匹数(頭数)が問題となってきます。


まずペット可能物件の中では、大方OKなのが「小型犬」です。

大きさとして多数の物件が許容しているのが5kg以下という基準。物件によっては身長や高さなど細かい規定を出しているところもあります。


ただし、厳密に測定する訳ではありませんので、だいたいが犬種によって判断されます。

トイプードルやチワワ、マルチーズなどのいわゆるお座敷犬と呼ばれていたような犬種は小型犬の部類に入りますので、体重が実際には5KgオーバーであってもOKになるのがほとんどです。


ただし、猫についてはペット可能物件では小型犬はOKでも猫はダメという一種のハラスメントではないか(笑)と思うような差があります。

これは犬よりも猫のほうが特に部屋の中が傷つけられてしまう可能性が高いという考えからのものになります。

実際にはしっかり躾けされていれば壁や建具にメッタな傷がつくこともないと思うのですが、、


次に匹数(頭数)と中型犬以上についてですが、小型犬2匹までOKという物件はチラホラとあります。また、大型犬1匹飼育可能という物件も同様にあります。


ただし、ペット飼育可能な物件の中での比率は、10%ほどになるかと思います。それほど少ないというのが実情なのです。


そこで狙うのが、いわゆる「ペット共生型物件(マンション)」と呼ばれる物件です。

数こそ少ないのですが、都内でもいくつかありますし、ジョイライフスタイルでも港区内のペット共生型物件をご紹介しています。


立地・間取り、そして物件の雰囲気を重視しながら、ペット飼育可能な物件を探すのはとても難しいのですが、このようなペット共生型物件ではデザイン性も兼ね備えていたり、都心での多様なライフスタイルにもこたえる内容となっています。


以上が「ペット可」物件についてのご説明でしたが、では、「ペット相談可」とは何なのか?という事をご説明いたします。


実は、飼育条件の内容に差はさほどありません。


「相談」というのは、金額による契約条件が変わりますよ、という意味で使っている事が大半なのです。


通常の住居用物件をSOHOや事務所として使いたい際のSOHO可、オフィス可というのとほぼ同意語になるのですが、ペットの飼育ではこれらと同様に通常の敷金よりも増額になることがほとんどなのです(積み増し、といいます)。

敷金1カ月でしたら、2カ月に、2カ月なら3カ月に、1カ月増額が大半になっています。

そして、退去する際にはそこからせ1カ月分が償却金(帰ってこない金額)となることが多いです。


これはペットの飼育により、通常の使い方に比べて損耗が多くなるというこれまでの経験則から出されているものなのですが、いわゆる「相談」というのは敷金積み増し、償却などの条件変更がありますよ、という事になるのです。



まとめ


以上のように、「ペット可」と「ペット相談可」とは契約条件が変わりますよ、という意味で使っている事が大半なのですが、中には前述のペットの種類・匹数などについて本当に相談できる、という内容のものもあります。


ですので、ダメ元で猫2匹が可能か、大型犬2匹が可能か、などをオーナー側に相談することによって可能になる場合もあるのです。


いずれにしても中々物件紹介のところだけでは判断ができない内容になっていますので、内見する際に不動産会社に事前確認をしていただければと思います。


皆様と大切なパートナーでもあるワンちゃん、ネコちゃんとの生活が豊かなものになりますように!

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